スポーツファンの皆さん、こんにちは!Webライターの中村夏帆です。普段は海外サッカーの日本人選手について熱く語ることが多い私ですが、今回はNBAプレーオフの、まさに「感情爆発系」なドラマに注目せずにはいられませんでした!
ボストン・セルティックスが、崖っぷちの状況から見せたあの戦いぶり…!しびれましたよね!
今回は、1勝3敗という絶体絶命の状況から、セルティックスがNBAの歴史に名を刻む「14番目の奇跡」を起こせるのか?過去の偉大な逆転劇に学びながら、その可能性を一緒に探っていきましょう!
絶体絶命からの挑戦!セルティックス「1勝3敗」の現在地
いやぁ、まずは2025年5月14日(現地時間)に行われたニューヨーク・ニックスとのイースタン・カンファレンス準決勝第5戦、お見事でしたね! 大黒柱のジェイソン・テイタム選手がアキレス腱の断裂で欠場という、本当に厳しい状況だったじゃないですか。
そんな中で、デリック・ホワイト選手がなんと34得点、3ポイントシュート7本成功と大爆発!ジェイレン・ブラウン選手も12アシストと、まさにチームを牽引する活躍でした。この勝利でシリーズ成績を2勝3敗としたわけですが…。
◆◆NBAプレーオフにおいて、1勝3敗の状況からシリーズを逆転したチームは、長い歴史の中でわずか13チーム。その成功率は約4.5%と言われています。◆◆
この数字を見るだけでも、どれだけ厳しい挑戦か伝わってきますよね。まさに、絶体絶命からのスタートと言えるでしょう。
NBA史に輝く「奇跡の逆転劇」!過去13チームの偉業を振り返る
でも、スポーツの世界では「絶対」なんてないんですよね!過去には、この絶望的な状況を覆したチームが確かに存在したんです。
彼らの戦いぶりは、今もなお多くのファンの記憶に刻まれています。どんなチームが、どんなドラマを生み出してきたのか、少し振り返ってみましょうか。
記憶に新しいあのチームも!近年の劇的カムバック事例
「1勝3敗からの逆転」と聞いて、皆さんはどのチームを思い浮かべますか?
やっぱり、2016年のNBAファイナル、クリーブランド・キャバリアーズの戦いは外せないですよね! 当時最強とも言われたゴールデンステート・ウォリアーズ相手に、1勝3敗と追い詰められながら、そこから3連勝でフランチャイズ初優勝!
特に第5戦では相手エースのドレイモンド・グリーン選手が出場停止という状況も味方につけ、第6戦ではレブロン・ジェームズ選手が41得点の大活躍。そして最終第7戦、あのレブロン選手の「ザ・ブロック」からのカイリー・アービング選手の決勝3ポイント…!思い出すだけで鳥肌が立ちます。
そして、2020年のデンバー・ナゲッツもすごかった! なんとプレーオフで2度も1勝3敗からの逆転劇を演じたんですよね。一度ならず二度までも、というのは本当に信じられない精神力です。
伝説として語り継がれる歴史的な大逆転劇
遡れば、NBAの長い歴史の中には、数々の伝説的な逆転劇があります。
例えば、今回のセルティックス自身も、1968年のイースタン・ディビジョン・ファイナルでフィラデルフィア・76ers相手に、そして1981年のイースタン・カンファレンス・ファイナルでも同じく76ers相手に1勝3敗から逆転しているんです! 歴史は繰り返す、なんて言葉もありますし、これは心強いデータかもしれませんね。
他にも、1970年のロサンゼルス・レイカーズ、1995年のヒューストン・ロケッツなど、錚々たるチームがこの偉業を達成しています。
[SNSの声] ファンが語る「忘れられないあの逆転シリーズ」
こうした歴史的な試合って、いつまでもファンの心に残りますよね。SNSを見ていると、当時の興奮を語る声や、今回のセルティックスにその姿を重ねる声がたくさん見られます。
◎◎「あの時のキャブスは本当に神がかってた!」「ナゲッツの粘りは異常だった(笑) セルティックスも続け!」といった熱いコメントを見ると、ファンがいかにこうしたドラマを愛しているかが伝わってきます。◎◎
もちろん、「テイタムがいないのはあまりにも痛い…」という冷静な意見もあって、期待と不安が入り混じっているのが現状ですよね。
なぜ彼らは逆転できたのか?成功チームに共通する「3つのXファクター」
では、過去に奇跡を起こしたチームには、何か共通する「強み」や「要因」、いわゆるXファクターがあったのでしょうか? ちょっと分析してみましょう。
私が考えるXファクターは、大きく分けて3つです。
Xファクター1:絶対的エースの覚醒とリーダーシップ
やはり、窮地に立たされた時こそ、チームを勝利に導く絶対的なエースの存在は欠かせません。
2016年のキャバリアーズにおけるレブロン・ジェームズ選手がまさにそうでした。彼がコート内外で見せたリーダーシップ、そして勝負所での圧倒的なパフォーマンスが、チームに不可能を可能にする力を与えたのは間違いないでしょう。
今回のセルティックスで言えば、テイタム選手が不在の中、ジェイレン・ブラウン選手や第5戦で爆発したデリック・ホワイト選手が、この「エース」の役割をどこまで果たせるかが大きな鍵になりそうです。
Xファクター2:チームケミストリーの昇華と奇跡的な結束力
エースの力だけでは、この困難な状況は乗り越えられません。チーム全体の「何としても勝つんだ」という結束力、いわゆるチームケミストリーが極限まで高まることが必要です。
2020年のデンバー・ナゲッツが見せた粘り強さは、まさにチーム一丸となった結果でしょう。セルティックスのジュルー・ホリデー選手も、「過去に0勝2敗からの逆転経験がある」と語り、チームの自信と結束力を強調していました。こういう経験を持つ選手がいるのは心強いですよね。
そして、スター選手だけでなく、ロールプレイヤーたちの奮起も不可欠です。2016年のキャバリアーズでは、マシュー・デラベドバ選手の執拗なディフェンスが相手エースを苦しめたように、一人ひとりが自分の役割以上の貢献を果たすことが求められます。
Xファクター3:戦術変更・奇策の的中、あるいは相手の失速
精神論だけでは勝てないのが勝負の世界。戦術的な柔軟性や、時には大胆な奇策も逆転には必要です。
2015年のNBAファイナルで、ウォリアーズがいわゆる「デスラインナップ」というスモールボール戦術を機能させ、シリーズの流れを変えたのは有名な話ですよね。
セルティックスのジョー・マズーラ監督が、ここからどんな采配を見せるのか。相手の弱点を突き、自分たちの強みを最大限に活かす戦術を徹底できるか。あるいは、相手チームに思わぬ綻びが生じる…なんていう展開も、ドラマには付き物かもしれません。
翻って現代のセルティックス。彼らは「14番目のチーム」となれるのか?
さて、これらのXファクターを踏まえて、今のセルティックスはどうでしょうか? 彼らが歴史に名を刻む「14番目のチーム」となる可能性について、一緒に考えていきましょう。
専門家やアナリストの間でも意見は様々で、テイタム選手の離脱はあまりにも大きいという声もあれば、チームの底力に期待する声も聞かれます。
テイタム不在をどう乗り越える?ブラウンとホワイトにかかる期待
やはり最大の焦点は、エース、ジェイソン・テイタム選手の不在をどうカバーするか、ですよね。
しかし、第5戦ではジェイレン・ブラウン選手が26得点、12アシスト、8リバウンドとオールラウンドな活躍を見せ、デリック・ホワイト選手は前述の通り34得点とキャリアを代表するようなパフォーマンスを披露しました。彼らがこの高いレベルのプレーを継続できるかが、まず最初の大きなポイントです。
彼らがチームを牽引し、テイタム選手の穴を全員で埋めるという意識を強く持てれば、道は開けるかもしれません。
第5戦で見えた光明:3Pシュートとディフェンスの粘り
第5戦の勝利は、決して偶然ではなかったはずです。チーム全体で22本もの3ポイントシュートを成功させました。これはセルティックスのフランチャイズプレーオフ記録タイだそうです!このアウトサイドシュートの高確率な成功は、大きな武器になり得ます。
加えて、ディフェンス面でも粘り強さを見せていました。相手にプレッシャーをかけ続け、簡単に得点を許さないという気迫が感じられましたよね。こうした攻守両面での集中力を保てるかが重要です。
ポルジンギスのコンディション…残る不安要素と克服への道
一方で、やはり不安要素も残ります。クリスタプス・ポルジンギス選手は、最近の試合で体調不良やパフォーマンスの低下が指摘されていました。
★★テイタム選手に加えてポルジンギス選手まで本調子でないとなると、戦力的にはかなり厳しいと言わざるを得ません。彼がどこまでコンディションを戻せるかは、シリーズの行方を左右する大きな不確定要素です。★★
ただ、本人は「体調は回復してきている」とコメントしているようなので、彼の復調に期待したいところです。
また、ペイトン・プリチャード選手が第3戦で23得点を挙げるなど、他のロールプレイヤーの活躍も見られています。こうした選手たちがコンスタントに力を発揮することも、逆境を乗り越えるためには不可欠ですね。
[専門家の視点] セルティックス逆転への課題とキーポイント
NBAの解説者たちの意見も様々です。
「セルティックスは過去にも多くの逆境を乗り越えてきたDNAがある」「ロールプレイヤーの成長が著しい」といった肯定的な見方がある一方で、「やはりテイタムの不在は致命的だ」「ニックスの勢いは本物」といった厳しい意見も少なくありません。
共通して指摘されるのは、やはりディフェンスの強度と、オフェンスでのボールムーブメントの質。そして何より、精神的なタフさが問われるということでしょう。
【まとめ】歴史の証人となるか?ファンが見守るセルティックスの挑戦
1勝3敗からの逆転。その確率はわずか4.5%。Polymarketという予測市場でも、セルティックスの逆転確率は18%(5月14日時点)と、決して高くはありません。
でも、だからこそ、もし成し遂げた時の感動は計り知れないものがありますよね!
テイタム選手の離脱という最大の逆境を乗り越え、ジェイレン・ブラウン選手、デリック・ホワイト選手を中心にチームが一丸となれるか。過去の偉大なチームが示したように、絶対的なエースの不在をチーム力でカバーし、戦術的な工夫と不屈の精神力で奇跡を起こすことができるのか。
私たちファンは、ただただその挑戦を、固唾を飲んで見守るしかありません。もしかしたら、私たちは今、新たな歴史が生まれる瞬間に立ち会っているのかもしれませんね!
頑張れ、セルティックス!